我が町「樫原」は京都市西京区の桂川右岸|ご位置しておリ、一帯の丘陵地帯は古くは「西の岡」と呼ばれ、中でもこの辺リは岡村といいました。
樫原はその枝村となる地域で山陰街道とともに街道沿いの細長い集落として発展し、古地図では「力タギハラ」「片木原」などとも書かれています。
山陰街道と物集女街道(西国街道)とが交差する交通の要衝は宿場町として繁栄し、それはJR山陰線が開通するまで続きました。
現在も京都市内で唯一の本陣跡とともに宿場町の雰囲気を残しておリ、
京都市の「界わい景観整備地区」に指定ざれています。
なだらかな坂道の沿道|ご虫寵窓の町家が立ち並ぶ、古くて落ち着いた樫原の山陰街道沿いのこの街並みには、宿場町としての歴史があリ、
暮らしの中には、古くからのしきたりや習わしが息づき、信仰心や人のつながリとともに世代を超えて引き継がれています。
また、この街並みには季節ごとに「農」や「里山」の彩リが添えられます。
春先には北大路魯山人も絶賛した「竹の子」の出店があリ、ぞれ以外にも四季を通して軒先でみずみずしい野菜が売られています。
私たちは、このまちに生まれ・育ち・住み、ごの素敵な町並みと暮らしの文化の中で、誇りを持って暮らしています。
先人から受け継いだ、この美しい街並みと暮らしの文化を守り、育て、次世代の子どもたちへ引き継いでいきたいと思います。
京都景観賞景観づくり活動部門の優秀賞をいただきました。
京都市の新たな景観政策が10年目ということであらためて活動に着目した活動部門賞が設けられました。
その最初の年に授賞できたことを
うれしく思います。
樫原町家灯篭会は他の受賞団体と比べましてもまだ活動の歴史も浅く、まだまだこれから取り組みを重ねていくところではありますが、
このタイミングで授賞できたことは今後の活動を発展させていく原動力になると思います。